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ハードなことを求められるのであれば、それに対して応えるだけで満足するんじゃないかと。

持続可能な時間の使い方を身につけられるのでは、と。

そんなわけないと否定されているけれど、どんな風になるのかは、始めてからその場の感覚でやっていきたいな〜と思う。

 

心の豊かさ、優しさ、思いやり、余裕…振り返ると色々失ったものがあるけど、必死になれる時に必死になりたい。毎日が忙くて余裕がなくても、振り返る暇がないくらいちゃんと生きたい。歳を重ねた時、今のしんどさや楽しさが活きてくるだろうと想像している。

 

最近理解した言葉。スタンスをとる、ということ。

ずっと上司に言われていたことが私は分かってなかった。どうしたい?と聞かれて、AかBかを選ぶのが怖かった。そこが私の足ぶみしていたポイントだと思う。

ずっとこのままで居れたら、と、大学生の時、就活の時、入社前、、何年もそう思いながら暮らしていた。恋人にも家族にも愛されて、叱ってくれて笑ってくれる友達にも恵まれて、仕事は何となく負、というか、やり過ごさなくてはいけないもの、と働く前は思っていた。

でも色んな仕事をさせてもらって、周りの大人にはたくさんお世話になった。やっと世間に対して差し出していくものと考えるようになって、そこからは自分の手をかけ心をかけることに意味を出したい、もっと世を知りたいと思うようになった。

20代も後半になってから、やっと、自分の人生を拓くことが怖くなくなってきた。凪のよう、と感じていた数年が心から懐かしい。

 

贈り物

仕事で落ち込みながら帰宅し、落ち込みながらごはんを食べ、お風呂に入り、ごろごろして、もう寝なきゃ明日も仕事なんだから、と思って廊下に出たら、玄関に散乱された買い物されたものたちを見て嫌な気持ちになる。

 

はーあ、と思って買ったものの中から1つお菓子を取り出そうとして、近くに立てかけてあったピアスの収納に身体が触れ、1つのピアスが床に落ちた。

初めて彼にもらったピアス。

当時はまだ告白もされていなくて、ただひたすら、2人で過ごすのが楽しく、離れるのが惜しく、見るもの全てが新しくて知らない世界にみえた。

当時の、世界がまばゆく、どんなに歩いてもまだまだ歩いていけそうな感覚は本当に尊く、私の大学生時代の大切にしたい思い出の1つ。

 

私がはじめて贈ったのは確かサイコロだった。

一生懸命悩んだ挙句に選んだと思うけど、今考えるとかなり可愛いし可笑しい。

もらった方もどんな反応をすれば良いのか分からなかっただろうに。

 

 

 

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こういうのもうやめようと思った瞬間から新しいフェーズが始まっていると思う。
それが結果、またズルズルと取り込まれたとしても、その気持ちがn度目のやめようだったとしても、
そのスパッとした新芽のような強くて新しい気持ちは何となく本当のものの気がしてならない。